ヒコーキの基本

翼の名前

胴体の真ん中についている、一番大きな翼を主翼と呼びます。
そして、胴体後部についている主翼より小さい翼を水平尾翼。
胴体後部の縦についている翼を垂直尾翼と呼びます。
また、主翼の端が折れ曲がっているものをウイングレットなどと呼び、
燃費効率の上昇効果があるとされます。

さらに、離着陸のときだけ主翼から大きくせり出してくる補助翼をフラップと呼びます。
これにより、低速時の揚力を増大させます。
飛行機の翼の名称について

@松山空港(愛媛)
B737-700

アンチ・コリジョン・ライト(Anti Collision Light)

衝突防止灯(ライト)、ビーコンライト ACL アンコロなどともいいます。
主翼の翼端や、胴体上下で赤や白く点滅しているライトのことです。
写真を撮ったときに、うまくこのライトが光っているとウレシイですね。
シャッター速度の遅くなる夕方から夜の撮影は、なるべく光っているところを狙いたい!

特別塗装機

特装機、スペシャルマーキング、スペマなどとも。
かつてのANAのマリンジャンボに始まり、現在のポケモンジャンボのようなキャラクターものから、 GLAYや嵐といったアーティスト、アイドルの写真を貼り付けたもの。
オリンピック向けに"ガンバレ 日本"などの文字を入れた期間限定のものや 各アライアンス(航空会社連合 スター・アライアンスやワン・ワールドなど)のスペシャルマーキングものなどなど。
出会うとテンションのあがる飛行機たちです。
各エアラインのウェブサイトでプレスリリースページを見ていると、新しい特別塗装機のリリースが出ることがあります。
羽田空港ピカチュウジャンボ

@東京国際空港(羽田)

お花ジャンボ(ピカチュウ)(B747-400D)とスターアライアンス(B777-200)塗装機

VIP機

日本ならば、政府要人や皇族も搭乗される政府専用機。
海外の有名どころでは、アメリカ大統領専用機、通称エア・フォース・ワン(正式名称VC-25)など。
海外の要人が来日の際には、それぞれの国の空軍機や専用機で来日することが多いです。
ただし、撮影しようとしても警備のために展望デッキすら出られないという場合もあります。
(エア・フォース・ワンの場合、通常、展望デッキは完全クローズです)

夜の羽田空港と政府専用機

@東京国際空港(羽田)
政府専用機(B747-400)

ちなみに、政府専用機の要人輸送の運行については、 時間までは出ませんが日程だけなら防衛省のホームページより確認できます。
また、要人の来日日程は外務省ホームページより確認できます。
移動手段は分かりませんが、参考になると思います。

防衛省"お知らせ"Web Site
外務省"主な要人の来日日程"

ベイパー

翼端やフラップの端から出る、煙のような筋のことです。
翼の周りは気圧が変化するので、その時に抱えきれなくなった水蒸気がベイパーという形で発生するようです。
機種によって、空港によって出やすい出にくいの差があります。
B737-500(-400)は割と出やすく、成田空港は比較的出やすいようです。


コントレイル(コントレール)

日本語で言うと、飛行機雲のことです。
人によっては、コントレイルをみれば機種がわかる人もいます(A340が分りやすい)。
また太陽との位置関係によって、虹色に輝くコントレイルが見えるときもあります。
虹色の飛行機雲

@関西国際空港上空

工場見学

ANA、JALともに羽田の整備場を見学することができます。
ただし当日どんな飛行機が整備に入っているかは、行ってからのお楽しみです。
傾向として、夏休みなどの多客期はどうしても飛行機が出払いがちになるため
閑散期の方が狙い目だという話しを聞いたことがあります。
JAL機体整備工場A300-600R

(JAL許可を得て公開しています)

ANA機体工場見学Web Site
JAL機体工場見学Web Site

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